赤ちゃんのヘルメット治療①-大まかな流れ

赤ちゃんのヘルメット治療①-大まかな流れ

アメリカでは、赤ちゃんにヘルメット治療をして頭の形を矯正するのが珍しい事ではなく、ヘルメットを付けた赤ちゃんをよく見ます。小児科の先生からもヘルメット治療を勧められる事もあります。

日本では聞いた事がなかったですが、最近では芸能人の方などがお子さんにヘルメット治療を選択する方がおり、一般の方でも治療する方がじわじわと増えてると聞きました。とはいっても日本では費用が高額だったり、治療が出来るクリニックが非常に少ないなど、まだまだ一般的ではないと思います。

アメリカでは、加入する医療保険の内容によりますが保険でカバーされたり、治療もベイエリアでは車でサクッと行けるので、日本より気軽に治療を受けられると思います。

ヘルメット治療期間と治療開始時期

赤ちゃんは、頭のてっぺんに「大泉門(だいせんもん)」と呼ばれる、骨同士の隙間があり、その隙間は成長とともに小さくなり2歳頃には閉じてしまうそうで、ヘルメット治療は骨の隙間がある間、まだ赤ちゃんの頭骨が柔らかいうちに行います。

少し上の月齢のママさん達からは、「ヘルメット治療するなら早い方がいいよ」と教えてもらったので、小児科の先生に2か月健診の時に聞いてみました。

2か月健診の際に次の健診までに自宅で出来る事を教えてもらい、4か月健診の時の様子を見てヘルメットの話をしましょう、との事でした。

うちの子の場合は、片側を向いて寝る癖で頭の形が歪んだ、もしくは今後より歪むが生じる可能性があるとの事で、首のマッサージと寝る時に反対側を向かせる、という地道な努力を4か月健診まで続けました。一方だけを向くのは首の筋肉が緊張している事が理由のことがあるためだそう。反対側を向いて寝かせるためには、首の緊張を取ってあげる他に、光や音がある方に顔を向けるとよいそう。先生によると、赤ちゃんは光や音がある方を向くそうです。

ヘルメットの会社

4か月健診でも頭の形は自力では改善されず、小児科医からはCranial Technologies 社を紹介してもらいました。

ベイエリアには、サンフランシスコ、オークランド、マウンテンビュー、南サンノゼ(昨年オープン)にクリニックがあります。私はマウンテンビューのクリニックに通いました。  

ヘルメットを受け取るまでの流れ

最初の無料コンサルテーションの予約

コンサルテーション時に、赤ちゃんの頭の形の測定、妊娠・産後の状況などのヒアリング後、治療期間などの説明。

コンサルテーション後、保険が使用できるか、自己負担額について、別途電話での説明。

引き続きヘルメット治療を希望する旨伝えると、赤ちゃんの頭をより詳細に測定。

ヘルメットの受け取り

定期フォローアップ(6か月までは毎週。その後は隔週)

 

※ステップ1とステップ2に分かれており、ヘルメットはそれぞれのステージで1回、計2回作る流れでした。赤ちゃんの頭の成長が早いからでしょうか。

他の備忘録

・電話通訳 → 希望すればつけてもらえます。

・資料 → 日本語で貰えました。言わなくても受付の方が用意してくれていました。めちゃいい人。そして、赤ちゃんをあやすのが上手でした! 資料は別記事に載せます。

・何か心配な事があれば電話もしくはクリニックの番号にテキストしてもすぐに返事が貰えました。

 

つづく