エルカミノ病院での出産⑥
無痛分娩(エピ)を頼んでも麻酔科医のドクターはすぐ来られる訳ではなく、ちょっと待ってました。
その間も、耐え難い痛みと闘ってました。陣痛の間は余裕だけど、陣痛くると、悶絶。。。
おそらく15分位待ったのでしょうか、ようやく来た麻酔科医の先生が救世主に見えました!これで痛みから開放される!!!
余談ですが、医師の先生も含め、入院中に会った方々の中で男性は産婦人科の主治医の先生と小児科の主治医の先生のみ!あとみんな女性でしたが、皆さんプロフェッショナルとして働かれててとても素敵でした!!!もちろん男性の先生もプロフェッショナルで物腰も柔らかくてとても安心感のある先生たちでした。
無痛分娩の時には日本語の通訳サービスを利用しようと思っていたので利用したい旨、ナースさんに伝え用意してもらいました。ガラガラ機械が運ばれてきて、スピーカーフォンで話します。
これは、事前に主治医の先生に「何かあった時に電話通訳を使えますよね?」と聞いたところ、「使えます。麻酔の時とか」というお話があったので、きっと麻酔の時は難しい話になるんだろうと当たりをつけたためです。結果的に、これは大正解。無痛分娩の処置は陣痛と陣痛の間に処置をするので常に時間との闘いであるためか、麻酔科医がめちゃくちゃ早口で話してたんです汗 自分が安心するためにも通訳さんから日本語できっちり説明してもらってよかったです。
ベッドの側面に足を下ろして座って、背中を丸めたポジションを処置中はキープしました。
背中に針を刺されるのが個人的に怖くて怖くて、「痛いの?」って聞いたら、「陣痛より痛くないよ!」とのこと。きっと、この期に及んで何をひよった事を言っとるんじゃ、と先生は思った事でしょう。。。でも、怖かったんです。日本では無痛分娩の事故が一時期すごくニュースになってましたし・・
結果としては、本当に陣痛より痛くないし、チクッとしてあっという間に処置が終わりました。
処置後にボタンを渡され、痛みが出てきたらボタンを長押しするように言われました。長押しすると、麻酔液が追加される仕組みで、確かに背中がひやっとしました。
処置後は、少し経つと痛みが「完全に」なくなりました(個人的には数分で痛みが引いてきた感覚。実際にはもう少しかかったんだと思います。)!!!
痛みがなくなったおかげで、体力がだいぶ回復したと思います。
ちなみに、エピが効いた後、ナースさんが小さいバランスボールを持ってきて身体の両側に置いて、身体を右に傾けたり左に傾けたりされました。赤ちゃんの心拍の動向を見てたっぽいです。
ちなみに、その時に子宮口の開きを確認してもらったところ、3cmでしたが、30分後になんど9cm まで開いており、助産師さん?ナース、皆さんとっっっても驚いてました!!!
あとから聞いたのですが、リラックスする事で子宮口が開くようになるケースもあるそうで、私の場合急激に開いた理由は実際のところわかりませんが痛みがなくなったことでリラックスしたおかげでもあるんじゃないかなあ、と思ってます。
出産前にこちらでお産経験者の方&そのご家族が皆さん口をそろえてアドバイスしてくれたのが「エピ(無痛分娩)は早い方がいいよ」でした。中には我慢しすぎてエピが間に合わず、自然分娩で出産されたケースもあるとききました・・・
色々鑑みても、あの時強めに「エピ!」「エピ!!」と言っておいてよかったです。
無痛分娩まとめ(あくまで個人の経験談ですが)
・麻酔科医を呼んでもすぐに来るとは限らない。時計を確認してたわけではないですが、私も15分以上は待ったと思います。なので、早めに頼むのが吉。耐えられないくらいまで痛みを我慢すると、自分のようにその痛みに耐えたまま先生が来るのを待つハメに。
・無痛分娩は陣痛を避けて、陣痛の間に素早く処置される。そのため素早く処置するためか、もたもたしてると先生にイライラされました💦。
・無痛分娩の説明は専門的な言葉を交えながら早口で話されたので、電話通訳を頼んでよかった。
・処置の時は、ちくっとした痛みが一瞬ありますが、陣痛の痛みに比べると屁でもなかった(お上品な言葉ではありませんが)。
・処置後少しすると、私の場合は痛みが全くなくなった。痛みはないが足を自分の意思で動かす事ができ、不思議な感じ。
・もししばらく経って痛みがでてくる場合には、ボタンを押して麻酔液を追加する事ができるので、痛みを自分でコントロールできるとの事。(私は追加せずに出産までいきました。)
・処置後は例の子宮口ぐりぐりも無痛!私の場合は処置後すぐに子宮口が開きお産が進みました。
・無痛分娩後は食事は禁止。飲み物がOKだったか忘れました(ごめんなさい💦)が、私は何も飲まなかったです。確か点滴をされたので、特に喉も乾かなかった気がします。処置後はずっとベッドの上で過ごすのでトイレも行けません。処置後にカテーテルを通されます(もちろん無痛)。
さあ、子宮口が開いたので、いよいよお産です。
つづく
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