エルカミノ病院での出産⑦

エルカミノ病院での出産⑦

エルカミノ病院での出産⑥ では子宮口が開いたのでいよいよお産と書きましたが、私の場合はそんなにすぐにお産には移行しませんでした。

ナースの方は何度も何度もちょくちょく来ては、「赤ちゃんがお腹を下りてきてるか?」と聞かれましたが、しばらくそんな気配が全くありませんでした💦
うちの子供はのんびりさんだったのでしょうか。。。

痛みも全くなくなり、赤ちゃんが降りてくる感覚もなかったので呑気に夫とおしゃべりしながら過ごしてました(1時間以上、もしかしたら数時間も過ごしてたかもです💦)。

 

そして、しばらく経って、ついに「なにか」がお腹をくだってきてる感じがしてきたタイミングでナースの方が来たので、「ついに来た気がする」と伝えたところ、バタバタと何人ものスタッフさんが入り乱れお産の準備が始まりました。

もちろん痛みは全くないのですが、何かが身体を下りてる感覚はあり、とっても不思議な感じ。そんな中どうやっていきむんだろうか、と思っていたところ、スタッフさんからは「人生で一番大きなウンチ💩をする感じで!!」とのアドバイス笑笑

とってもわかりやすい!

いきむ(英語では’Push’と呼ぶそうです)にあたり、片側の足はナースさんが持って、もう片方の足を夫が抱えるようにナースから指導され、「えっっっっ」と一瞬なりましたが(私が💦)、’NO’ と言えない雰囲気だったのでそのまま夫に太ももを抱えて貰いいきむことに(;^_^A

日本では「ひー、ひー、ふー」だと思いますが、私の時には陣痛が来るたびに『スタッフさんが10数える間ずっとキバる』 → これを3回で1セット、というものでした。

10秒、、、意外と長かったです。。。

しかも、最初の10カウントは結構頑張っていきめるのですが、2回目、3回目は疲れやら酸欠?やらで結構しんどかったのですが、スタッフさんは毎回3回目の時に「一番大きくプッシュして!」と宣うので顔を真っ赤にしながら踏ん張りました。時々いきむのに失敗してむせたりしましたが。

スタッフさんによると一般的にいきむ時間は1~3時間だとの事ですが、今回は赤ちゃんの心拍が身体を傾けた時に落ちるらしく、「プッシュに一時間も時間をかけないからね」と途中で説明をされました。説明された時点ですでに40分は経ってたので、最後頑張ってプッシュし続けました!

途中、いきんでる時に血がピシャーって出て、ナースさん、夫、助産師さん皆びくっとして、「え、え、赤ちゃん大丈夫だよね?」と不安に思うハプニングもありました。ですけど、そんな事に構わずプッシュし続けました。

そして、いきみ続けたところ、突如

「ストップ!!!」

とスタッフさんから静止されたのでいきみ中止。

夫に聞いたところ、もう出そうなところでのストップだったとのこと。ドクターを呼びに行って、ドクターが来たところで最後のプッシュ!

 

赤ちゃんがするっと出てきて、すぐに産声をあげてくれました(感動)

今までお腹の中にいたのに、出てきて産声を上げてる、生きてる事に、生命の不思議を実感。

じ~~~~~ん。と声もあげずに泣いてしまいました。

 

プッシュする事50分強。無事男の子が生まれてきました!!!

 

赤ちゃんが産まれてきてもすぐには抱っこせずに、まずは体重を測ったり赤ちゃんの健康状態に問題がないかどうかのチェック。

NICU?小児科?のドクター、スタッフさん達が病室に来てチェックしてました。

その間に、私は後産というんでしょうか、胎盤とかを下腹部をぐーっとスタッフさんが押し出した後、会陰が裂けたところを縫われたりと処置されてました。どこかのタイミングで、無痛分娩の麻酔やら点滴も外されたような気がします(点滴を入れるルートは退院時までつけっぱなしだったような。)。

ずーーーーーっと、黙ったまま泣いてたので、体調に問題ないか心配してナースさんに顔を覗き込まれちゃいました。これからご出産の方、出産後もお話されてた方がスタッフさんは安心すると思います笑

  

赤ちゃんのチェックが終わると、抱っこさせてもらえました💕感無量(´;ω;`)

エルカミノ病院は、分娩時と産後の病室は違うので、全ての処置が完了して産後の病室の準備も完了したタイミングでこの病室ともおさらば。

ベッドの上で赤ちゃんを抱いたままベッドごと移動しました。

 

つづく