アメリカ長期滞在の際、忘れがちな手続き~在留届/在外選挙/婚姻証明書類
- 2020.04.19
- 初めての渡航時 生活
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海外への長期滞在が決まったら、日本での手続き関係をひたすらこなしていくのでいっぱいいっぱいの方、多いと思います。
かくいう私も、退職に伴う客先への挨拶周り、送別会×∞、退職時の諸々手続きと渡航準備が重なました。当時の記憶は、気が狂いそうになった事以外、あまり覚えていません汗
そんな中、大使館/総領事館への手続き関係でやらなければいけない事があるのを渡航後に認識し、何回も足を運ぶハメに。最初にまとめて知っていればもっと効率的に動けたな、と思います。
これから渡航する方、既に渡航している方でもまだ手続きしてない方向けに、意外と忘れがちな手続きについて参考となればと、本記事を書きました。
在留届
なぜ届けが必要か
3か月以上海外に滞在する人は、在留届を出すのが義務付けられてます(旅券法第16条)。
届けを出すメリット
・事件や事故、災害に遭った可能性があるとき、大使館/総領事館からの安否確認、緊急連絡、救援活動が迅速に。
・海外に住んでいても、日本の選挙へ投票が可能ですが 、その手続きのために在留届が必要。
・管轄の大使館/総領事館からのお知らせメールが届くので、現地の最新の情報が日本語で収集可能。
などが挙げられます。
例えば、最新の状況は、メールで届くのでとてもタイムリーです!こんな感じ↓
在留届を出しておくと、何かあった時にもとても安心です。ぜひ早めに登録するとよいと思います。
手続き方法
以下のいずれかで手続きができます(2020/3時点)。
オンライン
オンラインでの手続きは、以下のリンクより行えます。
届出用紙を使って、管轄の大使館/総領事館に通知
届出用紙を使うやり方については、来館/郵送/FAX/メール で届出が可能とのこと。申請書はオンラインでゲットできます。
詳しくは以下を確認ください。
費用
無料
申請ができる時期
渡航前でも、3か月以上海外に滞在するとわかったわかった段階で手続き可能。
在外選挙の手続き(日本の選挙に投票)
手続き方法
出国前、転出届を出したタイミングで登録
・本人確認書類
が必要です。
ちなみに、私が転出届の手続きをした時には、某役所の方は面倒くさかったのか、現地についてから手続きしてくれ、と流されました。
渡航前はこの手続きをしないといけない事を認識しておらず、渡航後、「あの時の役所の方が言ってたのはこのことか」と理解・・・
総領事館に行く手間や書類の準備を考えると、出国前に手続きしておけばよかった、と今になって思います。住所が既に分かっている方は、同時の手続きが楽だと思います。
アメリカ到着後、管轄の大使館/総領事館に来館
出国前に比べ、準備する書類など、若干ややこしいです。
本人が申請する場合、以下の3つが基本的に必要な書類です。
・申請書(オンラインで事前にゲット可能)
・有効なパスポート
・申請した大使館/総領事館の管轄地域に居住していることを証明できる書類 → 住宅の賃貸契約書、運転免許証、公共料金の請求書など。居住証明書類は、渡航してから3か月以上か未満かで、手続きの流れが異なります。詳細は下リンク。
同居家族が代理で申請することも可能です。その場合、追加書類が必要になります。詳細は、以下リンクより確認できます。
費用
無料
英文の婚姻証明書類(必要な人のみ)
私は、ビザ配偶者で来たため、色んな手続きに婚姻証明書かそれに代わる書類が必要でした。
司法書士事務所に作ってもらった戸籍抄本の英訳を持っていたのですが、英訳の婚姻証明書を持っていた方が色々手続きもスムーズにいくかと思ったので、念のため取得しました。
SSN(ソーシャルセキュリティ)申請の手続きの際にも、使用しました。SSN 申請については、こちらの記事を見てみてください。
手続き方法
・管轄の大使館/総領事館に来館
手続きした日に書類はもらえません!5営業日後に書類を取りに行きます。
必要書類
非移民ビザ(駐在員ビザなど) の方は以下にまとめた書類が必要です。
・申請書類
・自分のビザ付きパスポート 原本
・配偶者のビザ付きパスポート 原本
・戸籍謄本 → 戸籍抄本でも婚姻証明書の発行をしてくれますが、詳細は下リンク
申請者のステイタスによって必要書類が異なります。申請前に必ず以下より確認ください。
費用
11ドル
※現金またはマネーオーダー(小為替)で支払う。現金はお釣りのない様に言われると思います。
詳しい要件は、以下を要確認。
→ 在サンフランシスコ日本国総領事館 領事事務手数料について
申請ができる時期
渡航後、大使館/総領事館での手続き。
渡航前、役所で確認したのですが、日本では英文の証明書は発行してくれません。
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